「森羅万象」を「詩」で具現化する

空輝(くうき)による自作詩の発表場かつ保管倉庫 すべての転載、自作発言、AI利用禁止

俳句

俳句「差」

寒暖や外の変化に泣く赤子 春分や風の強さが身に沁みる

俳句「荒涼」

天気良し空気冷たし移動中 愚痴すらも自慢に聞こえる冬ざれ

俳句「訪れ」

車窓から強めの冬の陽射しかな 冬来るいつもより長く鼻をかむ

俳句「到来」

秋来る目を引く柄のワンピース 秋の蚊やようやく出番と刺しに来る

俳句「気配」

秋晴や暑さを少し残しつつ これからの気持ち表す秋の雨

俳句「夏の虫」

都市の駅前で聞こえるミンミン蝉 蚊に刺され痒い記憶がない今年

俳句「夏の酒」

のんびりと今日は二人で麦酒飲む ほろ酔いが一気にさめる熱帯夜