「森羅万象」を「詩」で具現化する

空輝(くうき)による自作詩の発表場かつ保管倉庫 すべての転載、自作発言、AI利用禁止

2024-01-01から1年間の記事一覧

川柳「新生活」

「疲れた」と起床早々口に出る 疲労感慣れてくる迄もう少し

俳句「差」

寒暖や外の変化に泣く赤子 春分や風の強さが身に沁みる

短歌「行方」

水溜まり越しにも見えるネオン街 下を向くことすら怖くなる どこへ行く音を楽しむ方法は何回目の億回再生

自由詩「自由」

自分の生活のために 働いているはずなのに 顧客満足度を 上げようとする度に下がる 自分の幸福指数 自分を幸せにするために 意のままに振る舞っていたいのに 気が付けば様々な物事で がんじがらめになっている 自分は自分のために 生きている 思える日時は …

自由詩「若さ」

凝ったメイクをして 着飾っている 10代ぐらいの子を 見掛けると 化粧や服装に 気を遣わなくても 充分美しいのに ついそんな お節介なことを思ってしまう 年を重ねている 自分自身を 鏡で見る 10代の頃と比べて 何が変わったのだろう

川柳「考察」

小学校から命を惜しむ声 他の人の思いやりの真似をする

俳句「荒涼」

天気良し空気冷たし移動中 愚痴すらも自慢に聞こえる冬ざれ

短歌「会話」

久々に会って色々話したら「タイミング」という幸せを知る 電話掛け最初の声はガイダンスおひとりさまには少し辛い