「森羅万象」を「詩」で具現化する

空輝(くうき)による自作詩の発表場かつ保管倉庫 すべての転載、自作発言、AI利用禁止

自由詩

自由詩「自由」

自分の生活のために 働いているはずなのに 顧客満足度を 上げようとする度に下がる 自分の幸福指数 自分を幸せにするために 意のままに振る舞っていたいのに 気が付けば様々な物事で がんじがらめになっている 自分は自分のために 生きている 思える日時は …

自由詩「若さ」

凝ったメイクをして 着飾っている 10代ぐらいの子を 見掛けると 化粧や服装に 気を遣わなくても 充分美しいのに ついそんな お節介なことを思ってしまう 年を重ねている 自分自身を 鏡で見る 10代の頃と比べて 何が変わったのだろう

自由詩「媒体」

記録して 都合良く編集して 発信する 個人でも集団でも 変わらない真理が 今日も技術を通して 全世界に 拡散されていく

自由詩「名月」

夜窓にうつる 丸にひかれて あちこち歩くと くっきり光る 月をみつける

自由詩「午前6時半」

暴言を吐きながら 自転車を蹴る 泥酔した人に 肩を貸す 今日も1日 良い日でありますように

自由詩「金は天下の回りもの」

本当にそうなら 金持ちと貧乏人の 入れ代わりが もっともっと激しいはず 金という資源の 移り変わりを せき止めているのは どこのどいつだ? 地球上にある資源も 巡り巡って あらゆるものへ なんて幻想も 枯渇させているのは 何が原因なんだ?

自由詩「社会復帰」

太陽を 雲が高層ビルが 遮っている間に 少しでも前に進む 今はまだ 直射の現実に 耐えられる自信が無い 電動キックボードで 颯爽と炎天下を 駆け抜ける人々 その世渡りの上手さが 今は眩しく見える