「森羅万象」を「詩」で具現化する

空輝(くうき)による自作詩の発表場かつ保管倉庫 すべての転載、自作発言、AI利用禁止

短歌

短歌「行方」

水溜まり越しにも見えるネオン街 下を向くことすら怖くなる どこへ行く音を楽しむ方法は何回目の億回再生

短歌「会話」

久々に会って色々話したら「タイミング」という幸せを知る 電話掛け最初の声はガイダンスおひとりさまには少し辛い

短歌「進展」

運河から魚の跳ねる音がして見に行ってから広がる波紋 初めての出会いサヨナラ再会を繰り返す度前向くココロ

短歌「土砂」

午前四時半に初めて歩く道 朝に溶けている土の匂い 砂埃絡ませながらスポーツに力を注ぐ少年少女

短歌「催し物」

頬杖を突きながら待つ開演前これから見える景色を思う 喜びと楽しみ共に分かち合う人との再会に「有難う」

短歌「気持ち」

お互いの好きなアイスを分け合ってあつい気持ちをゆっくり冷やす 少し強い夜風に気持ち誘われてもう少しだけ手を繋ぎ合う

短歌「情報通信技術」

偏ったメディアにもはや興味無し今日もスマホをじっと見つめる 彼方此方でスマホの普及気掛かりは世間知らずを何処まで直す 分からない人と人との距離間が繋がりやすさが拍車を掛ける